
教育理念/校歌
建学の精神
身心清潔見義明决者得稱大日本人
(身心清潔にして、義を見て明决する者は、大日本人と稱するを得)
目指す人間像
心身ともに高潔な人間
心身の健康に留意し、自己を客観的に見つめ、善悪の判断ができ、思いやりを持って主体的に行動できる人。
正義を見極め、判断できる人間
多様な価値観を理解し、平等性・公平性を大切にし、論理的に思考・判断できる人。
世界で活躍できる人間
自国の文化を理解し、世界の人々と協働できる世界市民と呼ばれるにふさわしい人(人格者)。
このような人物を育成するために、本校は「基礎学力」と「創発力」の両方を重視しています。日々の学習を通して、幅広い知識と深い理解力を涵養し、「基礎学力」を育成します。多角的な視点から物事を捉え、自ら問いを立て、学び、考え、行動する創発学の学びを通して、「創発力」を養い、社会の課題を解決できる人物を育成します。
教育目標
本校では、単に知識を詰め込むだけの教育ではなく、生徒一人ひとりが主体的に学び、成長できる環境を提供することを目指しています。さらには、時代を超えた普遍的な価値を新たに発見できる「基礎学力」と「創発力」を育成するとともに、現代社会が求める人材像を具現化し、生徒たちの将来の可能性を大きく広げていきます。
教育方針
得意を見つけ、得意を伸ばす教育
人間力の育成
知的側面だけでなく、道徳性や社会性を育みます。
多様な価値観の育成:創発学プログラム、国際交流などを通して、多様な価値観を知り、公平・公正な判断力を養います。
自己創造力の育成:様々な探究活動を通じて自己の適性を客観的に見極めて伸ばす自己創造力を育みます。
リーダーシップ・フォロワーシップ育成:様々な学校行事やプログラムを通して、リーダーシップとフォロワーシップのバランス感覚や変化に柔軟に対応できる思考力・判断力・行動力を育みます。
創発力の育成
自ら学び、考え、行動し、新たな価値を生み出す力を養います。
課題発見力の育成:様々な体験学習を五感を通じて行い、自身の疑問や社会の課題を発見する力を育みます。
自己集約(管理)力の育成:課題解決までの方法を身につけ、気づきや調査内容を整理してまとめられる自己集約(管理)力を育みます。
問題解決力の育成:チームで協力し、関心のあるテーマを深く掘り下げる探究活動を通じて問題解決力を育みます。
表現力と発信力の育成:調査結果やアイデアを、プレゼンテーションやレポートを通して発信し、表現力を磨きます。
実践的なキャリア開発力の育成
将来を見据え、夢の実現に向けて主体的に取り組む力を養います。
自己理解力の育成:ワークショップを通して様々な職業人の経験を学ぶことで、自身の得意、強み、興味、価値観を明確にし、自己理解力を深めます。
目標達成に必要なスキルの育成:目標設定、情報収集、自己管理などのスキルを身につけ、主体的にキャリアを設計できる力を育てます。
自己マネジメント力の育成:大学の学部や学科に関する情報提供に加え、個別面談を通して、最適な進路選択ができる自己マネジメント力を育みます。
グローバルな視点の育成
世界市民として活躍できる力を養います。
国際的な視野の育成:ネイティブ教員と日本人教員の特性を活かしたTT授業(チームティーチング)、国内留学、海外語学研修などを通じて、自国の文化や異文化を理解し、国際的な広い視野に立って世界で活躍できる国際教養力を養います。
確かな英語力の育成:英語4技能を高めるために、海外留学を見据えた語学検定試験の受験を推奨するなど、充実した語学教育により確かな英語力を養います。
異文化理解力の育成:国内での英語体験学習を通じ、異文化への理解を深める基礎力を養います。
実践的な英語コミュニケーション力の育成:海外の学校との交流やホームステイといった海外語学研修を通じ、自国の文化を伝えながら異文化の理解を深め、実践的な英語コミュニケーション力を育成します。
バランスの取れた教育
基礎学力と創発的な学びの両方を重視し、新たな課題に対応できる力を育みます。
科学的視点の育成:理数系科目の学びを通して、解く楽しさから考える楽しさへアップデートし、論理力や多角的なものの見方を養い、自然現象や人間生活を科学的に捉える力を育成します。また、実験を通じて、触れながら学び、実物やモデルを用いて現象をイメージし、観察・分析力を育成します。
社会理解と発信力の育成:文系科目の学びを通して、社会の仕組みを学び、問いを見つけて考えを記述・発信する力を育てます。また、読解力を鍛え、各種行事の成果発表を行うことで発信力を育成します。
多角的な視点の育成:文系・理系の垣根を越え、国語・社会・数学・理科など、幅広い分野の基礎学力をバランスよく学び、複雑な社会問題に対して多角的な視点からアプローチできる力を養います。
豊かな創造性の育成:創発学の学びを通して様々な事象に興味関心を持ち、自ら問いを立て、解決策を模索する力を培い、豊かな創造性を養います。
明大世田谷信条
明治大学付属世田谷中学校・高等学校に勤めるすべての教職員は、この明大世田谷信条を行動の基準として、教育活動を進め生徒の充実した学校生活を支えていきます。
心とからだの安全を守る
(建学の精神より)
かけがえのない自己の「心とからだ」を大切にすること、そして同じように他者の「心とからだ」 を思いやり、助けることを表しています。言葉にすると簡単なことのようですが、大人の世界でもいじめや暴力といった恥ずかしい事件があとを絶たないように、実行するとなると決して容易なことではありません。だからこそ学園生活の中で、社会は一人では決して成り立たないこと、個性の豊かさは社会の豊かさの証明であることを学んでいって欲しいと思います。 本校ではどんないじめや暴力も決して許しません。健全な環境で友人と切磋琢磨し、お互いを高めていきましょう。
知を涵養し学力をつくる
(基礎学力の伸長)
涵養とは長い時間をかけて地に水がしみこんでいくことを指します。 想像してみてください。コンクリートで覆われた地面に水を流したらどうなるでしょうか。自ら吸収しようとしなければ、どんなに栄養に満ちた水でも地の表面をなでるだけでこぼれ落ちてしまいます。だからこそ、生徒の内にある好奇心を引き出し、学びに対する主体的な姿勢を育むために本校の教職員は努力を惜しみません。自ら学び得た知識は将来必ず支えとなってくれるでしょう。未知の世界に積極的に飛び出して叡智を広く求め、これと決めたことは誰にも負けないように深く学んで欲しいと思います。大輪の花を咲かすための豊かな土壌を培いましょう。
個の力を高め自主・創造の実践力を育てる(創発力の伸長)
本校は創立以来、世界に名だたる人物をいく人も輩出してきました。生徒の皆さんには、130有余年の伝統を有する本校の一員としての高い誇りと強い責任感を身につけ、世界で活躍できる「大日本人」(=確かな人格を持った世界市民)になって欲しいと思います。そのために、学校生活の中でしっかりとした「基礎学力」の土台を築き、その上で個の力を磨き「創発力」を高めてほしいのです。 過去の常識にとらわれない柔軟な発想に富み、誰も踏み入れたことがない道を率先して切り拓いていく力。21世紀に必要とされているのは、コンピューターが決して取ってかわることができない、人間固有の力=人間力です。現状に満足せず、常に新しいことに挑戦していきましょう。
校歌
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