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鉄道研究部

京浜急行電鉄に乗って三浦半島、城ヶ島へ

投稿日2025/5/8

2025年5月4日(日) 

品川駅-(京浜急行本線)-京急川崎駅-(京浜急行大師線)-川崎大師駅…川崎大師・京急発祥の地・散策…川崎大師駅-(京浜急行大師線)-横浜駅…京急ミュージアム・見学…横浜駅-(京浜急行本線)-金沢文庫駅…京急電車・撮影…金沢八景駅-(京浜急行本線・久里浜線)-三崎口駅-(京急バス)-三崎漁港…うらり・散策…三崎漁港-(京急バス)-城ヶ島…海岸コース・散策…白秋碑前-(京急バス)-三崎口駅-(京浜急行久里浜線・本線)-横浜駅・解散

今回の鉄道研究部の校外活動は、京浜急行に乗って沿線を散策しました。まず、品川駅に集合し、京浜急行に乗り、川崎大師に行きました。1899年、東海道の川崎宿に近い川崎駅(後の六郷橋駅)から川崎大師近くにできた大師駅間に大師電気鉄道が開通しました。大師電気鉄道は標準軌で、京都電気鉄道、名古屋電気鉄道に続き日本で三番目、関東では最初の電気鉄道会社でした。大師電気鉄道が京浜急行電鉄の前身です。現在の川崎大師駅の傍らに京急発祥の地碑という石碑があります。この石碑は、1968年に京浜急行電鉄創立70周年を記念して、発祥の地である川崎大師駅に京浜急行電鉄により設置されたものです。川崎大師駅の改札口付近にある10本の柱には「1928」という刻印があります。これは1956年に川崎大師駅の駅舎が木造からコンクリート造へ改築された時に、1928年に六郷橋-川崎大師間を現在の路線に変更した際に使用されたレールを、支柱として使用したものと考えられています。部員たちは京急発祥の地碑を見学した後、川崎大師を参拝し、京急ミュージアムへ行きました。京急ミュージアムは、京浜急行電鉄本社にあります。京浜急行電鉄本社は、2019年9月に品川駅西口の東京都港区高輪から、神奈川県横浜市西区の横浜高速鉄道みなとみらい線新高島駅隣接に建設された京急グループ本社ビルに移転しました。京急グループ本社ビルには、京急ミュージアムのほか、京浜急行電鉄の11社のグループ企業の本社機能が集約されています。京急ミュージアムには、1929年に製造されたデハ236号のほか、京急電車の鉄道模型HOゲージが走る、沿線風景を再現したジオラマや新1000形電車運転台による実写映像の運転シミュレーターなどがあります。京急ミュージアムを見学した後、金沢文庫駅へ行きました。金沢文庫駅から金沢八景駅まで、金沢検車区を眺めながら本線を行き来する京急電車を撮影しました。金沢検車区は、2100形が24両(8両3編成)、1000形が196両(8両6編成、6両12編成、4両19編成)、1500形が36両(6両6編成)の合計256両が配置しています。金沢検車区では、集電装置、台車、ブレーキなどの点検を行う列車検査と、車両を分解せずに在姿状態で行われる月検査が行われています。京急電車を撮影した後、三崎口駅へ行き、京急バスに乗り換え三崎漁港へ行きました。三崎漁港の景色、水中観光船「にじいろさかな号」や城ヶ島渡船「さんしろ」などを眺めました。三崎漁港で有名なマグロや旬の魚介類や野菜などを販売する産直センターである「うらり」を散策しました。「うらり」には、多目的イベントスペースのうみぎょうプレイスや研修・展示室もあります。三崎漁港を散策した後、京急バスに乗り、城ヶ島大橋からの景色を眺めながら城ケ崎へ行きました。部員たちは、「三崎漁港や城ヶ島に行ったら、マグロを食べたい。」と言っていましたが、城ヶ島停留所に着くと、近くの食事処は観光客で長蛇の列となっていました。真っ直ぐ城ヶ島のハイキングコースの1つ、海岸コースへ行きました。岩場の海岸、長津呂の磯を歩きました。長津呂の磯は、様々な地質現象が見られ、地層の観察に適した場所だそうです。部員たちは、岩場の海岸にはまったようで、岩から岩へ飛び渡り、写真を撮りまくっていました。最後に岩が波で削られてアーチ状になった「馬の背洞門」を撮りました。階段を登り丘に上がり、ウミウ展望台から県指定天然記念物の渡り鳥であるウミウの生息地を望めました。この時点で横浜駅解散予定時間が迫っていたので、京急バス、京浜急行電車を乗り継いで、真っ直ぐ横浜駅へ戻ることにしました。白秋碑前停留所で京急バスに乗ったら、身動きが出来ないほどの混雑でした。三崎口駅には、超満員のお客さんを乗せたバスが次々と到着していました。「これは電車も凄く混んでいるだろうな。」と思いながら改札口から階段を降り、ホームに止まっている8両編成の特急電車を見たら、かなり座席に余裕がありました。部員たちが「すげー。電車の輸送力、すげー。」と呟きました。「せっかく京浜急行に乗るのだから、快特電車に乗ろう。」ということになり、1本後の快特京成高砂行きに乗りました。京浜急行の快特は、凄く速いイメージです。快特も堀之内駅までは各駅停車ですが、隣の駅まで一駅走るだけでも凄い加速でした。部員たちは、「油壷や三崎漁港まで線路が繋がっていたら、さぞかし便利だろうに。」と言いながらボックス席を陣取りました。三浦海岸や久里浜の車両基地などの景色を眺めながら、本日の活動レポートの分担をしていたら、あっと言う間に横浜駅に着きました。今回の校外活動は晴天にも恵まれ、楽しく京浜急行の沿線を散策出来ました。

中1A組 ゆう

今回は仮入部の一貫として特別に参加させて頂きました。普段、家族で出かける際は、大半が自動車でしかも一人(親と離れて)県外に電車で出かけた経験がなかったのでとても新鮮でした。城ヶ島は比較的岩場が多く、ごつごつとした岩が多かったです。又、風が強く、海も荒れていて波も少々高かったです。しかし天気はとても良く、少し暑かったのでちょうど良かったです。そして、山の上からの景色もとても綺麗でした。

高1E組 イケ

今回は初めて活動に参加させて頂きました。「鉄道」という同じ興味、関心を持つ生徒と共に活動する楽しさを実感しました。また、京急線には多彩な車両や観光地が多く、乗っていても楽しい路線だという事も再発見しました。

高1F組 サー

品川には多くの人おり、羽田空港方面、横浜方面に向かう乗客が多くおり、横浜も品川に負けないくらいの人がコンコースにいた。大師線は本線ほど本数はないが、ある程度の乗客がいた。京急ミュージアムと城ヶ島は連休なのか多くの人が来ており、京急ミュージアムは親子連れが多く来ており、模型運転体験は列ができていた。城ヶ島は親子連れの他にカップルや友人同士などの人が来ていた。車両は1500形の4両と同形式の銅製車が既に廃車となっていた。1500形は順次導入される1000形22次車によって廃車が進行していくので、撮れる機会があったら撮っていきたいと思った。 この1日で京急を思う存分に楽しんだ。今後色々な変化を遂げていく京急グループに期待していきたい。

高2C組 キク

京急電鉄には多種多様な列車が沢山走っていた。京急線や浅草線、京成線など沢山の様々な列車が走る本線、普通のみのローカル線の大師線、快特も全ての駅に停まり、全体的にゆっくりと走る久里浜線などいろんな列車に乗れて楽しかった。城ヶ島には案の定、沢山の観光客が来ていた。バスで来るまでの間は正直とても大変だったが、着いた先はこれまで見たことのない絶景が待っていたので、はるばる来たかいがあったと感じた。

日本学園山岳部・鉄道研究部 公式サイト https://www7b.biglobe.ne.jp/~suzuki3309/