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「感謝と憧れ」高校3年A組担任(社会科)

投稿日2025/6/26

 今回は、全く個人的な話を掲載させていただきます、

 私の大学時代の野球部の恩師、N監督さんが3月に亡くなりました。100歳でした。

 図らずも、野球部の指導者の端くれとなった私にとって、N監督はいつしか理想の指導者となっていました。もちろん、大学野球と中学野球は違う点も多々ありますが、やはり私にとって指導者としてのお手本でした。

 監督さんが常々仰っていたのは、「自由ほど厳しいものはないんだよ。俺は、君たちが練習をサボろうが、手を抜こうが何も言わないけど、それでつまらない思いをするのは君たち自身なんだよ」という言葉です。徹底的に穏やか且つ、恐ろしい言葉です。監督さんのそういう指導方針のおかげで、私も私の仲間も各自が出来る精一杯の努力をし、かつ強制されない雰囲気の中で4年間思う存分野球を楽しめました。そして、この年になるまで野球を嫌いにならずにいられたことを、監督さんに感謝しています。

 監督さんがいつか私に言って下さった言葉がありました。「俺はお前みたいな、不器用だけど一生懸命な選手が大好きなんだよ」。正直、今まで部活であまり褒められたことのない私にとって、これほど勇気をもらった言葉はありませんでした。

 大学野球と中学野球は、確かに違います。ですから100%真似するわけにはいきません。

 しかし、厳しさと自主性を重んじることの絶妙なバランス、野球を好きなままで卒業させる指導、全ての選手への絶対肯定など、私が目標とする指導者です。残り10数年となった教員人生、N監督のような指導者になれるかどうか分かりませんが、精一杯努力したいと思います。

 

 N監督、本当にありがとうございました。そして、いつかそちらでお会いできたらと思います。