Close
閉じる

教員室リレートーク

「新年度を迎えるにあたって」谷口哲郎校長

投稿日2025/4/1

今年も中高入学生を待ちわびる桜の咲く季節を迎えました。

今、本校では新校舎建築と同時に既存校舎の改修工事が徐々に進み、少しずつ学校のたたずまいが変わっていくのが感じられるようになってきました。(新校舎は今年度の夏に完成予定です。)

これから迎える新入生だけでなく、本校で学ぶ在校生の皆さんも進級を目の前に、次の学年で自らがどうあるべきかを考え、また新たな後輩が入ってくることを実感し始めているのではないでしょうか。このようにして学校は春に年輪を刻むようにして徐々に表情を変えていきます。新入生が運んでくる新しい風や進級に胸を高鳴らせる在校生の意気込みなどがおそらく新しい空気を作り出していくからでしょう。

本校はそのようにして140年の歴史を毎年刻んできました。校名は東京英語学校、日本中学校、戦後に日本学園中学校・高等学校となり、来年度はいよいよ明治大学付属世田谷中学校・高等学校と変わりますが、創立の建学の精神はずっと続いていきます。変わっていくものと変わらず続いていくものとが、学校を春の輝きの中で生命あふれるものとして毎年新たに誕生させているのではないかと思います。

私たち教職員も、生徒たちの新たな息吹を感じて、気持ちを高め、日々の教育にまい進したいと思います。

最後に、本校の建学の精神に込められたメッセージを皆さんにご紹介したいと思います。変わらず続いていく本校の教育の真髄―「人格者を育てる教育」になります。

目指す人間像
  • 心身ともに高潔な人間:心身の健康に留意し、自己を客観的に見つめ、善悪の判断ができ、思いやりを持って主体的に行動できる人。
  • 正義を見極め、判断できる人間:多様な価値観を理解し、平等性・公平性を大切にし、論理的に思考・判断できる人。
  • 世界で活躍できる人間:自国の文化を理解し、世界の人々と協働できる世界市民と呼ばれるにふさわしい人(人格者)。