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創発学

「生徒の自治活動に期待すること」高2学年主任(理科)

投稿日2025/5/16

高校2年生は、新しいクラスや時間割にも慣れ、学校生活にも落ち着きが出てきました。一年前は、学校生活に必死に食らいついていた姿がありましたが、今は余裕が生まれ、さまざまなものが見えはじめているようです。そのためでしょうか、生徒会役員として自治活動に本格的に関わり始める生徒も出てきています。

先日、生徒会長を決める選挙が行われました。今年は、生徒会役員以外の生徒も立候補し、5名が立会演説会に臨み、大いに盛り上がりました。

私は、生徒が生徒会などの自治活動に関心を持つことは重要だと考えています。生徒会活動の中心に立とうとする生徒たちは、「充実した楽しい学校生活にするために、こうしたことを実現します」と希望を込めて公約を掲げ、活動を始めます。しかし、実際に行動に移すと、それは決して簡単なことではありません。自分だけが動くだけでなく、周囲に働きかけ、協力を得ながら人を動かしていかなければならないからです。まずは、そこに大きな苦労が伴います。関わる相手は生徒に限らず、先生をはじめとする大人たちにも及びます。公約を実現するには、さまざまな面から現実を直視し、必要な準備や調整を行うことが求められます。そうした苦労を重ねる中で、生徒は大きく成長していくのです。

生徒会役員として活動しなくても、こうした自治活動に関心を持ち、しっかり見つめることで、授業や部活動では得られない学びを得ることができるでしょう。私は、多くの生徒が、自分の学校生活を受け身でなく主体的に、依存ではなく自立的に、前向きに関わっていってくれることを願っています。